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【第3回目講義(初級編)】
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第3回目講義

カルテの構造と各ポジションの名称


カルテの作成-1
 
(1) 生年の干支の求め方
 
(2) 生月の干支の求め方
 
(3) 生日の干支の求め方
 
(4) 生時の干支の求め方


カルテの作成-2
 
(1) 空亡の記載
 
(2) 刑冲会合の記載
 
(3) 五行表の作成


カルテの作成-3
 
(1) 地支蔵干の出し方
 
(2) 干合の出し方


カルテの作成-4
  通変星の出し方


カルテの作成-5
  十二運星の出し方
  羊刃の出し方


カルテの作成-6
 (1) 大運の立運について
 (2) カルテと大運の関係について
 (3) 大運制定法と立運について
 (4) 命式の事例による具体的計算



   カルテの作成-3


  蔵干とは、くわしくは月律分野蔵干(げつりつぶんやぞうかん)といいます。

  「天は一水を生じ、一は二を生じ、二は三を生じ、三は万物を生じた」と
  いわれますように、天があり、地があって、はじめて万物が地球上に生まれ
  ました。

  この原則と同様に、聖人が蔵干を考えられましたのも、四柱命式表を1
  個の小天地と考え、天干は天とし、人間にあっては父とし、地支は地とし、
  人間にあっては母とし、その父と母が交接することによって、私たちがこの
  世に生を受けましたように、地支の中には、2個ないし3個の天の気を受
  けた干があるとされ、この隠された干が蔵干であります。
  したがって、今後、運勢を鑑定していくうえでは、この蔵干の役割は非常に
  大きなものがありますので、見逃すことはできません。

  ここからは、蔵干の算出方法について説明します。
  なお、蔵干の意味合いなどについては、次回以降に譲ることといたします。









  具体的な蔵干の求め方

  
◇ 生まれた日が、該当月の月節日時分から、
     何日目に当たるか、日数の深さ、浅さを計ります。

  ◇ 具体的には、下の図の@かAの計算の方法になりますので、よくご理
    解下さい。


  (1) 「当月」の「節入日時分」より前の日の生まれた場合には、生まれた
     日から「前月」の「節入日時分」までの日数を計算します。
     ※ 具体的には下の表の@の期間になります。

  (2)「当月」の「節入日時分」より後の日の生まれた場合には、生まれた
     日から「当月」の「節入日時分」までの日数を計算します。

     ※ 具体的には下の表のAの期間になります。


            月 律 分 野 蔵 干 表
 地  支  初気の期間と蔵干   中気の期間と蔵干   本気の期間と蔵干
10日3時間半 壬  --------- 以後翌月の月節まで 癸
 9日3時間 癸  3日1時間 辛 以後翌月の月節まで 己
 7日2時間半 戊  7日2時間半 丙 以後翌月の月節まで 甲
10日3時間半 甲  --------- 以後翌月の月節まで 乙
 9日3時間 乙  3日1時間 癸 以後翌月の月節まで 戊
 7日2時間半 戊  7日2時間半 庚 以後翌月の月節まで 丙
10日3時間半 丙  9日3時間 己 以後翌月の月節まで 丁
 9日3時間 丁  3日1時間 乙 以後翌月の月節まで 己
 7日2時間半 戊  7日2時間半 壬 以後翌月の月節まで 庚
10日3時間半 庚  --------- 以後翌月の月節まで 辛
 9日3時間 辛  3日1時間 丁 以後翌月の月節まで 戊
 7日2時間半 戊  7日2時間半 甲 以後翌月の月節まで 壬




 ■ それでは蔵干を実際に求めて見ましょう


  ◇(2月2日10時10分)−(1月5日21時12分)の具体的な計算式
    2月中の期間(1)=  2日と10時間10分
    1月中の期間(2)= 30日と24時間(1月は31日間あります)
                 −5日と21時間12分(1月の月節日時分)
                =25日と 2時間48分

   合計期間=(1)+(2)= 2日と10時間10分
                  +25日と 2時間48分
                 =
27日と12時間58分

 
■ その日数と時間が計れますと
   「月律分野蔵干表」の地支から右蘭をみて、どの範囲にはいっているかに
   よって蔵干を求めます。

  ◇ 
この表の見方は、 たとえば月支が「丑」であれば
   ・ 「丑」の
「月節日時分」から「9日3時間」までは、初気の「癸」が蔵干
    となり、
   ・ 「9日3時間」を越え、
月節日時分から「12日4時間」までは、
    中気の「辛」
が蔵干となり
      ※12日4時間=9日3時間+3日1時間
   ・ 
「12日4時間」を越えれば、次(寅)の月節日時分まで、
     
本気の「己」が蔵干となる。
      というふうに見ます。

  ◇ 「月律分野蔵干表」は、あくまで、月支の中に含まれている蔵干を出
   すためのものですが、他の年支、日支および時支にも、同じように適用
   します。


  先ほどの日数計算では、27日と12時間58分でしたので、
   ○生年地支
(申)の右蘭をみてみますと、「本気の期間と蔵干」に該当
    し、
「庚」が求められます。
   ○生月地支
(丑)の右蘭をみてみますと、「本気の期間と蔵干」に該当
    し、
「己」が求められます。
   ○生日地支
(申)の右蘭をみてみますと、「本気の期間と蔵干」に該当
    し、
「庚」が求められます。
   ○生時地支
(巳)の右蘭をみてみますと、「本気の期間と蔵干」に該当
    し、
「丙」が求められます。

            月 律 分 野 蔵 干 表
 地  支  初気の期間と蔵干   中気の期間と蔵干   本気の期間と蔵干
10日3時間半 壬  --------- 以後翌月の月節まで 癸
 9日3時間 癸  3日1時間 辛 以後翌月の月節まで 己
 7日2時間半 戊  7日2時間半 丙 以後翌月の月節まで 甲
10日3時間半 甲  --------- 以後翌月の月節まで 乙
 9日3時間 乙  3日1時間 癸 以後翌月の月節まで 戊
 7日2時間半 戊  7日2時間半 庚 以後翌月の月節まで 丙
10日3時間半 丙  9日3時間 己 以後翌月の月節まで 丁
 9日3時間 丁  3日1時間 乙 以後翌月の月節まで 己
 7日2時間半 戊  7日2時間半 壬 以後翌月の月節まで 庚
10日3時間半 庚  --------- 以後翌月の月節まで 辛
 9日3時間 辛  3日1時間 丁 以後翌月の月節まで 戊
 7日2時間半 戊  7日2時間半 甲 以後翌月の月節まで 壬



 ■ 干合とは、陽干と陰干が手をつないで、他の五行になることをいいます。
    これらの解釈や考え方などについては、今後の講義で説明していきます
   が、 ここでは、カルテの作成に必要な干合だけ説明します。

   
隣接する同士の干で、下の「干合表」の関係があれば、干合するといいま
   す。 ただし、日干だけは、隣接しなくても、どの天干(年上、月上、時
   上)とも干合するとみます。

    ◇ 隣接するとは
     ・ 年上天干と月上天干
     ・ 年支蔵干と月支蔵干
     ・ 月支蔵干と日支蔵干
     ・ 日支蔵干と時支蔵干
            をいいます。

            干 合 表
   干 合    干合の象
  甲 − 己  (土象になります)
  乙 − 庚  (金象になります)
  丙 − 辛  (水象になります)
  丁 − 壬  (木象になります)
  戊 − 癸  (火象になります
   これに照らし合わせますと、該当する干合はありません。

   あとは、その蔵干をカルテに記載するだけです。


 ここまでのところをノートに追加記載しますと、青色の部分になります。

     (男子) 昭和44年2月2日 午前10時10分生まれ

【三合等】
−−−


【支 合】
申−巳


【七 冲】
−−−


【三 刑】
巳×申


【干 合】
−−−








節入後

27

13















 
 
 
 

 

 
 
 



 





 





 





  




 


 


 

 


 














 

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