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   量子力学と東洋哲学との接点について
ちょっと堅苦しい話題で、コーヒータイムにならないかもしれませんが、量子力学について素人でも理解できるという雑学の本を読んでみますと、大変興味深い話が出ていましたので、わたしの理解し得た範囲で、かんたんにご紹介させていただきます。

(参考)
量子論、あるいは量子力学の体系とは、人間の目に見えない、極微の世界(ミクロの世界)を対象にした考え方のことです。
人間が普通に感じとることのできる世界は、いくら小さくても限度があります。
それをマクロの世界と言います。








1 量子力学の権威者がこぞって東洋哲学に心酔


デンマークのコペンハーゲン出身で物理学者の「ニールス・ボーア」(1885-1962)は、1922年にノーベル賞を受賞した人だそうですが、この量子力学を研究したニールス・ボーアは、晩年、東洋思想の易学に心酔したようであります。
ちなみにアインシュタイン博士は、前年の1921年にノーベル賞を受賞しています。

ニールス・ボーアは、別に易学に興味があったわけではなく、量子力学を突き詰めていくと、東洋哲学でないと、どうしても説明ができない壁に突き当たってしまったということです。

1970年代には、アメリカを中心に、物理学と東洋思想を合体したような新しい学問が現われ、それをニューサイエンスというそうです。
中心となった学者には、フリッチョフ・カプラやブライアン・ジョセフソンといった、一流の物理学者がおり、特にブライアン・ジョセフソンは33才の若さでノーベル賞を受賞しています。

彼らは、量子力学を追究していくと、どうしても東洋思想、東洋哲学に行き着いてしまう、と考えたようですが、ニールス・ボーアの先見性には驚かされるというほかありません。

それでは、西洋思想の限界とはどういうものだったのか、あるいは、東洋哲学のどこに彼らが目を付けたのかを説明します。




2 西洋哲学について


@ 西洋哲学の限界

西洋哲学というか西洋の科学と言いますのは、研究者(人間)の意識と物質をもともと二分して考えるところから始まっています。
人間と物質というのは、全く別で、人間という意識を持っている存在が、意識のない物質を、切 り刻むなどしてモノの本質、あるいは正体を突き止めようとしますが、量子力学では、人間がミクロの世界を観測しようとすれば、研究対象そのものが影響を受けてしまい、人間の観測によって、 物質の正体を突き止められなくなってしまったことです。

A 観測者の意識と観測結果

たとえば、仮に人間の目で電子が観測できたとします。
目で観測するということはイコール光が電子に跳ね返ったものを人間の目が捉えるということです。
光は粒子であります。
したがって、人間の目で観測した電子は、その光の粒子の跳ね返りの影響を受けて、その後の運動に影響が出るということです。

自然現象の観測では、そういうことが起きますと、大変まずいということになります。

観測する側の人間と観測される物質はもともと別であるという前提で、科学が進歩してきたのに、ミクロの世界では、人間が観測しようとして、電子に光を当てて見た瞬間、その光の影響を受けて、その電子の次の動きが変わってしまうということです。

このような結果になりますと、電子の存在は確認できても、人間の観測によって電子の動きが変化しますので、電子の動きの法則などは発見できないということになります。

いわば、西洋的思考の限界がここにあったわけで、一方、東洋思想、あるいは東洋哲学には、その限界を超えるものがあったのであります。




3 東洋哲学について


@ 東洋哲学の根本的な特徴

東洋思想、東洋哲学というのは、観測する対象と観測される対象を分離しないということです。

これはどういうことかというと、宇宙のいかなる物質も、いかなる現象も、ただそれだけでは存在しない。
それぞれの物質が一見無関係に見えていながら、それぞれが微妙に関連して、相互に作用しあっている、という考え方です。

つまり、宇宙は一つのシステムであり、そのシステムから一部分だけをとりあげて、研究の対象にはできないということです。

A 東洋思想から量子力学を検討

東洋思想では、すべてのモノが互いに関連し、影響しあっている。

そのため、観測者も観測される物体も、その関連のシステムの一部であり、互いに影響を与えるのは当然であります。

そうすると、東洋の思想で理解すれば、量子力学の謎「観測という行為が物体に影響を与える」ことを宇宙全体として不可分な結果であると捉えることができます。



4 陰陽五行論について


上記の1から3の説明でお分かりのように、陰陽五行論がまさしく量子力学の謎を解くキーになっていたということです。

我々が研究している五行論も、お互いの五行が関連しながら、しかもそれ一つとして存在することはなく、お互いにエネルギーを与えたり、奪ったりしながら、相互密接に関連して、うごめいています。

陰陽五行は閉ざされた世界ではなく、この宇宙を貫き通して、宇宙の発生時から、五行が相互関連しながら周流しており、一つの五行のエネルギーを考察しようと思えば、他の五行のエネルギーも同時に考察しなければ、回答は得られません。

このことを我々人間世界に置き換えても同様のことが言えます。

我々はひとり一人が別々の存在であるように仮に見えていましても、けっして一人ではなく、すべての人間が相互に密接不可分に関連しながら影響を与えているということであり、このことを言い換えますと、我々の運勢や運命と言われるものも、すべての人からなにがしかの良い影響や悪い影響を受けながら、いま現在の自分の運勢があるということです。

これは、自分の目に見えている人だけではなく、自分の存在とは全く関係ないと思われる人もどこかで霊的に関連し影響し合っています。

このように考えますと、我々としては、少しでも他人の運勢に良い影響を与えるような生き方や人生観を持ちたいものですね。


(参考)
世の中には、「類を呼ぶ法則」があります。
ふだんから暗い心や暗い人生観を持っている人は、自然と暗い運勢や人間関係の悪さを呼び寄せる傾向があり、人生をいつも前向きに明るく考える人には、良い人間関係と、自然に良い方向に向かう運勢を引き寄せやすいものです。

陰陽五行が相互に関連して影響し合うということは、その基本には、「類を呼ぶ法則」があるかもしれません。

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